【工程別36項目】見えない家事リスト|やる前・後まで分担する方法

【工程別36項目】見えない家事リスト|やる前・後まで分担する方法

「ゴミ出しは夫、洗濯は妻」と担当を決めたのに、なぜか負担が減らない。
そんなときは、家事の“実行部分”しか分担できていない可能性があります。

たとえばゴミ出しの前には、各部屋のゴミを集め、分別し、収集日を覚える作業があります。
終わった後も、新しい袋の設置や在庫確認が必要です。

一般的な見えない家事リストは、作業の種類を知るには便利です。
しかし、同じ家事でも家庭によって隠れている工程は異なります。

そこで本記事では、場所別ではなく、家事の前後を含む「工程別」で36項目を整理しました。
家族の誰が気づき、考え、実行し、最後まで管理しているかを確認してみましょう。

見えない家事は「作業」より前後の管理に隠れている

見えない家事とは、料理や洗濯の裏側で発生する、家族から認識されにくい負担です。
トイレットペーパーの交換などの小さな作業だけを指すわけではありません。

家事には、次の5つの工程があります。

工程

内容

料理の例

気づく

必要なことを察知する

食材が減っていると気づく

考える

方法や選択肢を探す

家族の予定や好みを確認する

決める

やることを決定する

献立と買う物を決める

実行する

実際に手を動かす

買い物・調理をする

確認する

結果と次回を管理する

残り物を保存し、在庫を確認する

家事の認知的な負担を研究した論文でも、家庭を回す思考は、
必要を予測し、選択肢を探し、決定し、結果を確認する工程に分けられています。

つまり、頼まれて料理をするだけでは、献立や在庫を考える人の負担は残ったままです。
「誰がやったか」だけでなく、「誰が考え続けているか」まで見る必要があります。

※参考:Allison Daminger “The Cognitive Dimension of Household Labor”

【工程別36項目】見えない家事リスト

当てはまる項目の横に、普段その工程を担う人の名前を書いてみてください。

食事を完成まで分解する

  1. 冷蔵庫の在庫と賞味期限を確認する
  2. 家族の予定・好み・体調を把握する
  3. 献立、量、調理時間を決める
  4. 買い物リストを作り、不足品を購入する
  5. 調理して配膳する
  6. 残り物を保存し、食器や調理器具を片づける

洗濯を収納まで分解する

  1. 洗濯物の量、天気、必要な衣類を確認する
  2. ポケット、汚れ、洗濯表示、裏返りを確認する
  3. 分け洗いと干し方を決める
  4. 洗剤を補充して洗濯機を回す
  5. 干す、取り込む、畳む
  6. 家族別に収納し、季節外の衣類を入れ替える

ゴミ出しを次回準備まで分解する

  1. 曜日と分別ルールを覚えておく
  2. 家中のゴミ箱を確認して集める
  3. 容器を洗い、資源ごとに分ける
  4. 袋を閉じて集積所へ運ぶ
  5. 各ゴミ箱に新しい袋を設置する
  6. ゴミ袋を補充し、粗大ゴミの回収を手配する

掃除を「汚れに気づく」から分解する

  1. 汚れや散らかりに気づく
  2. 優先する場所と掃除方法を決める
  3. 床の物を移動し、掃除道具を準備する
  4. 掃除機がけ、拭き掃除、浴室掃除をする
  5. 排水口のゴミを捨て、掃除道具を洗う
  6. 洗剤やフィルターを補充・交換する

子どもの予定管理を提出後まで分解する

  1. 園や学校からの連絡と締切を確認する
  2. 成長や季節に合わせて必要品を予測する
  3. 夫婦の予定を照らして送迎担当を決める
  4. 持ち物を購入し、記名・記入する
  5. 送迎、宿題確認、行事参加をする
  6. 提出・連絡が完了したか確認する

家庭の運営をトラブル対応まで分解する

  1. 支払日、更新日、通院日を覚えておく
  2. 電気・保険・通信などの契約内容を比較する
  3. 修理、受診、行政手続きの方法を調べる
  4. 予約や申請を行い、必要書類を保管する
  5. 家族のカレンダーへ予定を共有する
  6. 変更や遅れが出たときに再調整する

東京都の2025年調査では、「名もなき家事」の認知度に男女で約20ポイントの差がありました。
女性が配偶者にもっと分担してほしい家事の1位も「名もなき家事」です。

見えている実作業だけでなく、考える工程を含めて確認することが、認識差を埋める第一歩です。

※出典:東京都「男性の家事・育児実態調査2025」

見えない家事リストを使う3ステップ

1. 夫婦が別々に担当者を書く

最初から一緒に埋めると、声の大きい人の認識に引っ張られます。
まず別々に担当者を書き、後から見比べましょう。

「自分がやっている」「相手がやっている」の回答が違う項目が、
その家庭で最も見えていない家事です。

2. 実行ではなく家事の「所有者」を決める

実行者ではなく、家事の「所有者」を決める

「言われたらやる」状態では、指示する仕事が片方に残ります。
ゴミ担当なら、収集日の把握から袋の補充まで丸ごと任せましょう。

担当外の人が手伝うのは問題ありません。
ただし、家事を思い出し、段取りする責任者を明確にすることが重要です。

3. 分ける前に「やめる家事」を選ぶ

36項目を分ける前に、家事の総量を減らす

36項目をすべて公平に配る必要はありません。
家族が困らない家事は、やめる・頻度を下げる・家電やサービスに任せる方法があります。

内閣府も、負担の重い家事は外部サービスを使うほか、
思い切ってやめることを選択肢として紹介しています。

※参考:内閣府「夫婦が本音で話せる魔法のシート ○○家作戦会議」

CAJICOで家事を「丸ごと」共有する

紙のリストは発見に向いていますが、毎日の担当や完了までは自動で残りません。

家事共有アプリ「CAJICO(カジコ)」なら、家事の担当・予定・完了を家族で共有できます。
「ゴミを出す」だけでなく「袋を交換するまで」など、完了条件も登録しておくのがポイントです。

家事共有アプリCAJICOでは家事をtodoリスト形式にして忘れずにこなせます。

終えると家族へ通知が届くため、確認や報告という見えない家事も減らせます。
無料で始められるCAJICOで、まず負担の大きい家事を3つ登録してみてください。

家事の頑張りをポイント制で見える化!

よくある質問|見えない家事リスト

見えない家事と名もなき家事の違いは?

厳密に区別されず、細かく認識されにくい家事を指す言葉として使われています。
本記事では小さな作業に加え、予定や在庫を考え続ける管理負担も「見えない家事」に含めています。

すべての項目を分担する必要はある?

ありません。まず負担に感じる家事を3〜10個選ぶだけで十分です。
内閣府のシートも、家族にとって重要な家事を10個書き出す方法を採用しています。

リストを作る作業まで自分の負担になりませんか?

一人で家族全員分を作ると、それ自体が新しい見えない家事になります。
この記事のリストを夫婦それぞれが確認し、別々に担当者を書いて持ち寄りましょう。

まとめ|実行者ではなく「家事の持ち主」を決める

見えない家事は、トイレットペーパーの補充のような小さな作業だけではありません。
必要に気づき、方法を考え、結果を確認し続ける負担も含まれます。

この記事のまとめ

  • 見えない家事は「気づく・考える・決める・実行する・確認する」で探す
  • 夫婦が別々にリストを確認すると、認識のズレを発見しやすい
  • 実作業だけでなく、前後の管理まで含めて担当を決める
  • 分担する前に、やめる・減らす・外部へ任せる家事を選ぶ

目指したいのは、36項目をきっちり半分にすることではありません。
誰か一人だけが家全体を気にかけ続ける状態から抜け出すことです。

まずは負担の大きい家事を一つ選び、
最初から最後まで誰が持つかを話し合ってみてください。

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