料理も洗濯もしているのに、パートナーからは「自分も家事をしている」と言われる。
お互いに頑張っているはずなのに、「私ばかり」「言われたことはやっている」と話がかみ合わない——そんな家庭も多いのではないでしょうか。
家事分担で揉める理由は、思いやりがないからとは限りません。
家庭にどんな家事があり、どこまでやれば完了なのかを、夫婦で共有できていないことが原因の場合もあります。
そこで役立つのが、家事分担表です。
エクセルなら家庭に合わせて項目を追加でき、担当や頻度も自由に変更できます。
この記事では、家事分担表をエクセルで作る方法と、そのまま使える項目例を紹介します。
作って終わりにせず、夫婦で無理なく続けるコツまで確認していきましょう。
家事分担表に入れたい8つの項目
家事分担表には、家事名と担当者だけでなく、「どこまでやれば完了か」も入れましょう。
▼エクセルに入れたい項目
項目 | 記入する内容 |
|---|---|
分類 | 食事・洗濯・掃除・育児など |
家事名 | 献立決め・ごみ出しなど |
頻度 | 毎日・週2回・月1回など |
完了の範囲 | 準備から片づけまで |
主担当 | 基本的に担当する人 |
代替担当 | 主担当ができない日の担当 |
実施日 | 曜日や日付 |
完了状況 | 未対応・完了など |
担当者だけを決めると、「洗濯担当は洗濯機を回すだけなのか、収納までなのか」という認識の差が残ります。
完了の範囲まで書くことで、「そこまでやると思わなかった」というすれ違いを防げます。
家事分担表のエクセル記入例
最初から何十個も登録する必要はありません。
まずは毎日・毎週発生する家事から作ってみてください。
分類 | 家事名 | 頻度 | 完了の範囲 | 主担当 | 代替担当 |
|---|---|---|---|---|---|
食事 | 献立を決める | 毎日 | 献立決定と不足食材の確認 | 妻 | 夫 |
食事 | 買い物 | 週2回 | 在庫確認から収納まで | 夫 | 妻 |
洗濯 | 洗濯する | 毎日 | 回収・洗濯・乾燥・収納 | 妻 | 夫 |
掃除 | ごみを出す | 週2回 | 分別・ごみ出し・袋の交換 | 夫 | 妻 |
育児 | 保育園の準備 | 平日 | 連絡物と持ち物の確認 | 夫 | 妻 |
その他 | 日用品の補充 | 随時 | 残量確認・購入・収納 | 妻 | 夫 |
奈良市も、家庭ごとに項目を入れ替えたり、育児を介護へ変更したりできるExcel版の家事・育児シートを配布しています。
家族構成や働き方はそれぞれ違うため、既存のテンプレートをそのまま使うより、自分たちの生活に合わせて削ったり足したりすることが大切です。
※出典:奈良市「自分の家庭にあった家事・育児シェアを考えるためのシート」
https://www.city.nara.lg.jp/site/kosodate/187598.html
家事分担表をエクセルで作る4つの手順
1.一週間の家事をすべて書き出す
最初は担当を決めず、家庭にある家事を二人で書き出します。
料理や掃除だけでなく、献立を考える、洗剤を補充する、保育園の提出物を確認するといった「名もなき家事」も入れてください。

ただし、最初から完璧な一覧を作ろうとすると疲れてしまいます。
思いつかなかった家事は、見つけたときに追加すれば十分です。
2.どこまでやれば完了かを決める
「洗濯」「料理」など、大きな名前だけでは担当範囲が分かりません。
洗濯なら、衣類の回収から収納までなのか、洗濯機を回すところまでなのかを決めます。
細かく分けすぎると表が使いにくくなるため、同じ人がまとめて担当できる作業は一つにまとめましょう。

3.主担当と代替担当を決める
「気づいた人がやる」では、気づく人がいつも同じになりがちです。
基本的に責任を持つ主担当と、残業や体調不良のときに代わる担当を決めておきましょう。
担当は必ず半分ずつにする必要はありません。
勤務時間、得意不得意、育児の状況を含めて、二人が納得できる分け方を目指します。

4.一週間使ってから見直す
家事分担表は、一度作って完成ではありません。
実際に使うと、「この曜日は難しい」「思ったより負担が重い」と分かる家事が出てきます。
一週間後に10分だけ時間を取り、続けにくかった項目を修正しましょう。
できなかった人を責めるのではなく、予定や担当の決め方に無理がなかったかを確認します。

エクセルで決めた家事分担をCAJICOで続ける
エクセルは、家庭にある家事を一度すべて書き出し、担当や頻度を整理するのにとても便利です。
更新する時間やルールを夫婦で決めれば、そのまま家事分担表として運用することもできます。
一方で、毎日の家事が終わるたびにファイルを開いてチェックしたり、相手が更新したか確認したりする作業まで続けるのは、少し負担に感じる家庭もあるでしょう。
そうした日々の管理をもっと手軽にしたい場合に使えるのが、家事分担アプリ「CAJICO(カジコ)」です。
CAJICOでは、家事の担当、予定、繰り返しを家族で共有できます。
家事を完了すると家族へ通知されるため、エクセルを開いて確認したり、「終わった?」と聞いたりする必要もありません。
完了した家事には、スタンプやコメントで感謝を伝えられます。
家事にポイントを設定し、貯まったポイントをごほうびにつなげることもできます。
おすすめなのは、まずエクセルで家庭の家事を棚卸しすることです。
そのうえで、毎日・毎週繰り返す家事をCAJICOへ登録すると、「整理するためのエクセル」と「毎日続けるためのCAJICO」を使い分けられます。
エクセルで十分続けられる家庭は、そのまま運用しても問題ありません。
更新が負担になってきたら、CAJICOで日々の管理を自動化してみてください。

家事分担表に関するよくある質問
家事分担表は何項目くらい必要?
最初は10〜20項目ほどで十分です。
毎日または毎週発生し、負担が大きい家事から登録しましょう。
細かな家事は、使いながら追加するほうが続けやすくなります。
夫婦で家事を半分ずつに分けるべき?
項目数を同じにすれば公平になるとは限りません。
5分で終わるごみ出しと、毎日の献立決めや料理では負担が違います。
時間、頻度、精神的な負担まで含めて、二人が納得できる分担にしましょう。
Microsoftからエクセルのテンプレートをダウンロードできる?
Microsoft公式の「家事分担表」は、現時点ではPowerPoint形式で配布されています。
印刷して冷蔵庫などに貼りたい家庭には使いやすいですが、エクセル形式を探している場合は奈良市のシートや、自作の表を利用するとよいでしょう。
※出典:Microsoft「家事分担表」
https://www.microsoft.com/ja-jp/office-pipc-template/result.aspx?id=13427
まとめ|エクセルで見える化し、CAJICOで続ける
家事分担表をエクセルで作ると、家庭にどんな家事があり、誰に負担が偏っているのかが見えやすくなります。
作るときは、家事名と担当者だけでなく、頻度、完了の範囲、代替担当まで決めましょう。
一度で完璧にせず、一週間使ってから直すことが長続きのコツです。
ただし、家事分担は表を作るだけでは変わりません。
毎日の予定を確認し、終わった家事を共有できて初めて、決めた分担が生活の中に定着します。
まずはエクセルで家事を整理し、日々の担当と完了はCAJICOで共有してみてはいかがでしょうか。
家事を「話し合っただけ」で終わらせず、家族みんなで続ける仕組みに変えられます。




