「早く着替えて」
「片づけて」
「もう動画終わりだよ」
何度言っても動いてくれず、一日の終わりには親のほうが疲れ切ってしまう。
そんな日もありますよね。
子どもをもっと上手に言うことを聞かせる方法だけが、解決策ではありません。
親が何度も言わなくても済む場面を増やすことも大切です。
この記事では、子どもへの声かけを減らしながら家庭を回す5つの方法を紹介します。
まず「言うことを聞かせる場面」を3つに分ける
子どもへの声かけを減らすには、すべてを同じ重要度で注意しないことが大切です。
種類 | 例 | 対応 |
|---|---|---|
今すぐ止める | 車道へ出る、人を叩く | 短くはっきり止める |
習慣にしたい | 着替え、片づけ、家の手伝い | 仕組みに変える |
親が譲れる | 服の組み合わせ、遊び方 | 口を出さない |
特に疲れている日は、「今、本当に言わなければ困る?」と一度考えてみてください。
靴下が少しくらい左右違っていても困らない。
おもちゃの並べ方が親の理想と違っても問題ない。
こうした場面まで全部直そうとすると、親子ともに一日中注意される・注意する状態になります。
子供が言うことを聞かないときの5つの対処法
1.一度に一つだけ伝える
「着替えて、歯磨きして、水筒入れて、早くして!」
朝はつい、まとめて言ってしまいます。
でも、子ども側からすると、何から始めればよいのか分からないことがあります。
まずは、
「靴下を履こう」
「終わったら教えて」
くらいまで小さくしてみてください。
「片づけて」なら、「床にあるブロックだけ箱に入れて」と、最初の行動まで具体的にします。
子どもを急かす回数より、考えなくても始められる伝え方を増やすほうが親もラクです。

2.「早くして」を時間や選択肢に変える
「早くしなさい」は便利ですが、子どもには何をどのくらい急げばよいのか分かりません。
「あと10分で家を出るよ」
「今着替える?それとも歯磨きからにする?」
のように、時間や選択肢へ変えてみます。

すべてを自由に選ばせる必要はありません。
親が受け入れられる2択を用意するだけでも、自分で決めた感覚を持ちやすくなります。
こども家庭庁も、子どもの気持ちや考えに耳を傾け、問いかけや相談をしながら一緒に考えることを紹介しています。
3.毎日言っていることは「環境」に任せる
毎朝、
「ハンカチ持った?」
「水筒入れた?」
「宿題入れた?」
と確認しているなら、それは声かけではなく、毎日の仕事になっています。
玄関に持ち物置き場を作る。
朝やることを3つだけ紙に書く。
片づける箱に写真や名前を付ける。
このように、目で確認できる状態へ変えてみましょう。
同じことを毎日言っているなら、伝え方より仕組みを変えるサインです。

4.今日は言わないことを決める
疲れ切っている日は、育児の質を上げようとするより、注意する項目を減らしてください。
「今日は部屋の片づけについては言わない」
「夕食は多少こぼしても気にしない」
「宿題以外は本人に任せる」
など、一つでも構いません。
こども家庭庁の資料では、就学前後を問わず、7割以上の保護者が子育てに何らかの負担や悩みを抱えている状況が示されています。
毎日すべてに丁寧に対応し続けること自体、簡単ではありません。
※出典:こども家庭庁「子ども、保護者、家庭を取り巻く現状と課題」
https://www.cfa.go.jp/assets/contents/node/basic_page/field_ref_resources/be80930d-51d1-4084-aa3e-b80930646538/df381b1a/20230401_policies_shussan-kosodate_21.pdf
5.親が限界になる前に交代する
イライラした状態で同じ注意を繰り返しても、親子ともに疲れていきます。
パートナーがいるなら、
「お風呂から寝るまでは任せる」
「土曜の午前中は一人で出かける」
など、育児の一部分ではなく時間帯ごと渡してみてください。
一人で育児をしている場合も、一時預かり、親族、地域の子育て支援など、使えるものがあれば頼って構いません。
特に「このままだと怒鳴り続けそう」「手を上げてしまいそう」と感じるところまで来ているなら、一人で何とかしようとしないことが大切です。
こども家庭庁の「親子のための相談LINE」では、子育てや親子関係について保護者から匿名で相談できます。
※出典:こども家庭庁「親子のための相談LINE」
https://www.cfa.go.jp/policies/jidougyakutai/oyako-line
「言った・言わない」を減らすならCAJICO
子どもがある程度大きくなり、家の手伝いを任せられるようになったら、毎回口頭でお願いしない方法もあります。
家事分担アプリ「CAJICO(カジコ)」では、家族で家事の予定を共有できます。

たとえば、
「食器を運ぶ」
「洗濯物を取り込む」
「ペットの水を替える」
など、子どもが無理なくできる家事を登録します。
終わった家事は記録され、ポイントを設定したり、スタンプやコメントで「ありがとう」を伝えたりできます。

大切なのは、「親の言うことを聞いたらポイント」という使い方をしないことです。
家族の一員として担当した役割が分かり、終わったら認めてもらえる仕組みとして使います。
毎日「これやって」と言い続けるより、本人が自分で確認できる場所を一つ作る。
それだけでも、親が口頭で管理する仕事を減らせます。
CAJICOのアプリインストールはこちらから

よくある質問|子供が言うことを聞かなくて疲れたとき
何回言っても聞かないときは放置していい?
安全や健康に関わらないことであれば、あえて一度手を引く選択肢もあります。
ただし、道路へ飛び出す、人を傷つけるなど危険がある行動は、その場で止める必要があります。
「言わなくてもいいこと」と「必ず止めること」を分けましょう。
怒鳴ってしまったらどうすればいい?
落ち着いてから、「大きな声を出してごめんね」と伝え、必要だったルールだけ改めて短く話しましょう。
親が感情的になったことと、子どもに守ってほしいことは分けて考えられます。
発達の問題があるのでしょうか?
「言うことを聞かない」という行動だけで、発達上の問題があるとは判断できません。
ただし、家庭だけでなく園や学校でも困りごとが続き、日常生活への影響が大きい場合は、担任や園、自治体の子育て相談窓口などへ相談してみる方法があります。
まとめ|子どもを変える前に「言わなくて済むこと」を増やす
子どもが言うことを聞かないとき、すべての場面で従わせようとすると親のほうが疲れてしまいます。
まずは、日々の声かけを次のように整理してみましょう。
- 危険な行動は短くはっきり止める
- 一度に伝えることは一つにする
- 「早くして」を時間や選択肢に変える
- 毎日言うことは紙や置き場所などの仕組みに任せる
- 疲れた日は「あえて言わないこと」を決める
- 親が限界になる前にパートナーや周囲へ交代する
目標は、何でも親の言うとおりに動く子どもにすることではありません。
親子ともに、一日を少しラクに過ごせる状態を増やすことです。
子どもが家のお手伝いをできる年齢になったら、CAJICOで毎回の口頭指示を減らす方法もあります。
「言われたからやる」ではなく、自分の担当を確認して、できたことを家族に認めてもらう仕組みとして使うのがおすすめです。
親が家庭のすべてを声で管理しなくても回る場所を、一つずつ増やしてみてください。
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