マリッジブルーになったからといって、相手選びを間違えたわけではありません。
結婚が決まった途端に気持ちが沈む人は、決して少数派ではないのです。住まいも姓もお金も人間関係も、たった数か月で一度に変わるため、心が追いつかなくてもおかしくありません。不安の正体さえわかれば、ほどけていく部分は意外と多くあります。
この記事では、症状の見分け方から結婚で変わる5つのこと、結婚前に決めておきたい家事のルールまでをまとめました。
マリッジブルーとは|症状・なりやすい時期・続く期間
結婚が近づくにつれて気持ちが沈む状態を指す言葉で、出方は人によってかなり違います。
マリッジブルーの意味と心に起きていること
マリッジブルーとは、結婚を前にして気分の落ち込みや不安、いら立ちが出てくる状態のことです。おめでたいはずの時期に沈んでしまうと、自分だけがおかしいのではと怖くなりますよね。
厚生労働省は、昇進のような喜ばしい出来事でも、責任や役割が変わることで心の不調につながる場合があると説明しています。うれしいことと苦しいことは、同時に起きても不思議ではありません。
※出典:厚生労働省「こころの耳」こころの病気 解説 https://kokoro.mhlw.go.jp/mental-illness/
当てはまる数を確認する症状セルフチェック
マリッジブルーの症状は、気分の落ち込みだけとは限りません。
眠れない、食欲がわかないというように、体の方に先に出てくる人もいます。ひとつ当てはまったから重症、という話ではないので、気負わず確かめてみてください。
▼マリッジブルーで現れやすいサイン

なりやすい場面
気持ちが揺れやすいのは、結婚が現実の手続きとして動き出すころです。挨拶に住まいの契約、式の打ち合わせと、決めることが一度に押し寄せてくるので、気持ちが追いつかなくても無理はありません。
新しい暮らしの形が見えてくるにつれて、気持ちも少しずつ落ち着いていきます。今すぐ答えを出さなくても大丈夫です。
▼気持ちが揺れやすい場面

マリッジブルーの原因|結婚で変わる5つのこと
マリッジブルーの原因は、ひとつではありません。
準備を一人で抱えている人ほどなりやすく、そのうえ変わるものがいくつも重なるほど、気持ちは揺れやすくなります。
不安の正体は5つの変化に分けられる
漠然とした不安も、分解すれば5つの変化に整理できます。お金、自由な時間、家事、家族関係、仕事と並べて、どれが自分に重くのしかかっているのかを見てみてください。
▼結婚で変わる5つのこと

マリッジブルーのまま結婚しても大丈夫か
不安があること自体は、結婚をやめる理由にならないので、心配する必要はありません。
ただ、時間が解決してくれる揺れと、そうではないズレは分けて考えた方がいいでしょう。
生活の形が見えてくると不安は縮んでいく
結婚前の不安は、そのまま結婚生活の失敗を意味するものではありません。
暮らしの形が定まらないうちは、不安が実物よりずっと大きく見えてしまうものです。どこに住むのか、家事をどう回すのか、お金をどう分けるのか。輪郭がはっきりするほど、不安は縮んでいきます。
答えを急ぐより、これからの生活を具体的に思い描いてみてください。
一時的な不安と価値観のズレの見分け方
見分けるポイントは、不安の矛先が「これから起きること」か「すでに起きていること」かです。
前者は話し合うほど輪郭がはっきりして、小さくなっていくことも少なくありません。後者は相手の価値観そのものに関わるので、時間が経っても形を変えずに残ります。
どちらなのかを分けるだけでも、いま話すべきことが見えてきます。
▼不安の性質を見分ける4つの観点

マリッジブルーを乗り越える対処法
不安を軽くする近道は、頭の中にあるものを外に出すことです。
書き出して形にするだけでも、ひとりで抱える重さはずいぶん変わります。
不安を書き出してから言葉にして伝える
まずは、感じている不安を思いつくまま書き出してみてください。
頭の中でぐるぐるしている間は、心配の輪郭がつかめません。先ほど挙げた5つの変化を、そのまま手がかりにしてみましょう。
リンナイの調査を監修した知的家事プロデューサーの本間朝子氏も、目立たない隠れ家事を書き出して分担をはっきりさせることで偏りを防げると解説しています。
※出典:リンナイ株式会社「熱と暮らし通信 家事分担に関する意識調査」 https://www.rinnai.co.jp/releases/2024/0830/index_2.html
結婚準備のタスクを2人で分け直す
不安が重くなっている人ほど、結婚準備を一人で抱え込んでいるケースが少なくありません。
準備の偏りを直すこと自体が、マリッジブルーへの対処になります。 まずは残っている作業をすべて書き出したうえで、どちらが担当するのかを一つずつ決めてみてください。
▼2人で分け直したい結婚準備のタスク
- 式場との打ち合わせ、見積もりの確認
- 招待状の作成、発送、出欠の管理
- 席次表やムービーなど当日アイテムの手配
- 両家の日程調整、挨拶の段取り
- 住まいの契約、引越し、住所変更の手続き
- 姓の変更にともなう各種の名義変更
マリッジブルーを長引かせない家事分担のルール
家事の分担は、結婚前に形にしておける数少ないテーマです。
名もなき家事まで書き出して見える化する
名前のついた家事だけを並べても、実際の負担にはたどり着けません。
大和ハウス工業の調査では、洗剤の補充やゴミ袋の交換といった「名もなき家事」を担っているのは妻が86.5%でした。この見えない部分こそが、「やっているのに伝わらない」という感覚を生みます。
面倒でも全部書き出してみてください。それだけで、話し合いの土台ができあがります。
▼書き出しておきたい名もなき家事の例

※出典:大和ハウス工業「家事シェアハウス」
https://www.daiwahouse.co.jp/jutaku/lifestyle/kajishare/
分担を口約束で終わらせない仕組み
決めた分担も、記録に残さなければ数週間で元どおりになります。本間朝子氏によれば、話し合いは一度きりでは足りません。かといって、毎回あらたまって時間を取るのは大変です。だからこそ、記憶に頼らず仕組みに預けてしまいませんか。
家事分担アプリのCAJICOは、その記録役になってくれるツールです。
▼CAJICOでできること
- こなした家事がポイントとして記録され、誰がどれだけ担っているかを家族全員が見られる
- 家事を終えると家族に通知が届き、自分から報告しなくても伝わる
- 貯まったポイントはご褒美と交換でき、ねぎらいの言葉が生まれるきっかけになる
- 繰り返しの家事は定期設定ができ、毎回登録する手間がかからない

口約束のままだと、負担の偏りは見えないまま積み上がっていきます。結婚前から見える形にしておけば、不満が大きくなる前に手を打てます。どんな機能か、是非のぞいてみてください。

よくある質問|マリッジブルーの疑問
パートナーがマリッジブルーになったらどう接する?
否定せずに、まず話を聞いてあげてください。
「考えすぎだよ」の一言で、相手は口を閉じてしまいかねません。励ましの言葉より、結婚準備の作業をいくつか引き取る方が届く場合もあります。
入籍後にマリッジブルーになることはある?
はい、入籍したあとや同棲を始めてから沈む人もいます。
暮らしが本当に変わるのは入籍してからで、家事の分担や生活リズムのズレが見えてくるのもそこからです。順番が少し遅れただけで、おかしなことではありません。
マリッジブルーは誰に相談すればいい?
まずはパートナー本人です。
切り出しにくいときは、結婚を経験した友人や家族に話して、気持ちを整理してからでも構いません。
眠れない、食べられない状態が続くようなら、心療内科や精神科に相談してみましょう。厚生労働省も、環境の変化によるストレスが本人の順応力を越えると、情緒面や行動面の不調が起きる場合があると説明しています。
※出典:厚生労働省「こころの耳」適応障害:用語解説 https://kokoro.mhlw.go.jp/mental-illness/
まとめ|マリッジブルーは話し合いで安心に変わる
マリッジブルーは、結婚という大きな変化に心が追いつくまでの、途中経過です。
▼この記事のまとめ
- 医学の診断名ではなく、環境の変化に対する自然な反応
- 症状は気分だけでなく、睡眠や食欲など体に出ることもある
- 一時的な揺れかズレかは、不安の矛先で見分けられる
- 共働きでも家事は妻に偏りやすく、結婚前のルール化が効く
- 決めた分担は、記録に残さないと元に戻る
結婚前の不安は、話し合いと具体的な取り決めで小さくできます。なかでも差が出やすいのが、毎日続く家事の分担ではないでしょうか。決めたつもりでも口約束は崩れやすく、誰がどれだけやったかが残らないままだと、不満だけが積み上がりかねません。
CAJICOなら、こなした家事がポイントとして貯まり、誰がどれだけ担っているかを家族全員が確認できます。家事を終えると家族に通知が届くため、自分から報告する手間もかかりません。貯まったポイントはご褒美と交換でき、「ありがとう」を伝えるきっかけにもなります。
対等に支え合う暮らしを結婚前から形にしたい方は、のぞいてみてください。




