同棲・結婚前に決めたい家事分担|喧嘩を防ぐ家事分担5ステップと夫婦の実態

同棲・結婚前に決めたい家事分担|喧嘩を防ぐ家事分担5ステップと夫婦の実態

「なんで私だけ?」

同棲を始めて数か月、ふとこの言葉が浮かぶことはありませんか?

洗剤が切れかけているのに気づくのも、ゴミ袋を買い足すのも、「明日ゴミの日だよ」と伝えるのも自分。

我慢して言わずにいても、不満は消えません。溜め込んだ分だけ、後で大きな衝突になります。

そんなとき、変えるべきは気持ちの持ちようではなく、家事分担の仕組みです。

ゴミ袋の交換、トイレットペーパーの補充といった「名もなき家事」まで書き出して担当を決める。ここまでやっておけば、揉める前に手を打てます。

この記事では、揉めない決め方5ステップ、データで見る負担の実態、うまく家事分担を続ける方法までご紹介します。新生活を家事の言い合いで消耗させないために、参考にしてみてください。

揉めない家事分担の決め方5ステップ

家事分担は「見える化→話し合い→割り振り→運用→見直し」の5ステップで決めると、不公平感が生まれにくくなります。

STEP1:お互いの家事の現状を見える化する

最初のステップは、いま誰がどの家事をどれくらいやっているかの書き出しです。東京都の調査では、家事・育児の時間を自分は多めに、相手は少なめに見積もる傾向が確認されています。まずは1週間、メモやアプリで記録してみましょう。事実が見えれば、責め合いではなく前向きな相談から始められます。

※出典:東京都「令和5年度男性の家事・育児実態調査結果」
https://www.spt.metro.tokyo.lg.jp/tosei/hodohappyo/press/2023/11/21/25.html

STEP2:分担の希望と苦手を話し合う

現状が見えたら、次はお互いの希望と苦手を出し合います。相手に察してもらうのを待っていると、たいていうまくいきません。やってほしいことを言葉にして伝えるのがポイントです。ここで本音を出しておかないと、後から「本当は嫌だった」という不満が積み重なります。

▼話し合っておきたい項目

  • 苦手な家事・やりたくない家事
  • やり方にこだわりがある家事
  • 平日と休日それぞれに使える時間
  • 家電やサービスに任せたい家事

STEP3:得意と生活リズムで割り振る

得意と生活リズムで割り振る

割り振りの基準は、きっちり半分にしなくてかまいません。「得意」と「生活リズム」です。重視したいのは、半々より「納得できる偏り」なのです。帰宅が早い方が夕食まわり、朝に強い方がゴミ出しと、無理なく続く形に寄せていきましょう。

STEP4:完璧を求めない運用ルールを決める

長続きの最大の敵は、相手のやり方へのダメ出しです。不満がある夫からは「せっかく家事をしても妻に文句を言われる」という声が上がっています。仕上がりの基準を求めすぎるのは逆効果です。やった家事は、担当した人のやり方に任せましょう。それに、家事は全部やりきらなくてもかまいません。パナソニックの調査でも、日常の家事167項目のうち70項目(41.9%)は家電やサービスで減らせる、またはやらずに済むものでした。「ここは手を抜こう」と先にふたりで決めておけば、それは手抜きではなくルールになります。 

▼決めておきたい運用ルールの例

  • 担当した家事のやり方は担当者に任せる
  • できなかった日は責めずに翌日へ持ち越す
  • 忙しい週はお互いに声をかけて交代する

※出典:パナソニック「家事に潜む手間を知ることが、負担軽減の早道」
https://panasonic.jp/life/housework/100024.html 

STEP5:定期的に見直して感謝を伝える

決めて終わりにしない。定期的に見直して感謝を伝える

分担は、決めて終わりにしないほうがうまくいきます。月に1回など、見直しの日をあらかじめ決めておきましょう。繁忙期や引っ越し、出産で、最適な配分は変わっていくからです。大和ハウス工業の調査では、話し合って家事をシェアする夫婦は、そうでない夫婦より生活満足度が高いという結果が出ています。見直しの場で「ありがとう」を伝え合うことが、円満への一番の近道です。

※出典:大和ハウス工業「“名もなき家事”はこれで解決?!30代~40代の既婚者9700人に調査」
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000007.000025915.html


データで見る家事分担の実態と揉める原因

公的統計と企業調査からは、家事の負担が妻側に偏っていること、そしてその偏りに夫婦で気づけていないことが見えてきます。 

共働きでも妻に偏る実態と「おかしい」の判断基準

共働きだから家事も半々、とはなかなかいきません。 内閣府の男女共同参画白書によると、6歳未満の子どもを持つ共働き世帯でも、家事関連時間の77.4%は妻が担っています。共働きの家事分担が偏るのは、特別な家庭ではなく平均的な姿なのです。「うちはおかしい?」と迷ったら、下表の平均との差と、どちらかが不満を我慢していないかで判断してください。平均の範囲内でも、不満が続くなら見直しのサインです。

▼家事分担の実態データ

データ

内容

6歳未満の子を持つ夫婦の家事関連時間(2021年)

妻7時間28分・夫1時間54分

共働き世帯(6歳未満の子あり)の妻の負担割合

77.4%

妻の家事分担割合の平均(2008〜2022年)

いずれの調査年も8割超

家事分担割合の最多回答

妻9割

※出典:内閣府「男女共同参画白書 令和5年版(概要)」
https://www.shugiin.go.jp/internet/itdb_gian.nsf/html/gian/gian_hokoku/20230616danjogaiyo.pdf/$File/20230616danjogaiyo.pdf
総務省統計局「統計Today No.190」
https://www.stat.go.jp/info/today/pdf/190.pdf
国立社会保障・人口問題研究所「第7回全国家庭動向調査 結果の概要」
https://www.ipss.go.jp/ps-katei/j/NSFJ7/Kohyo/keteidoukou7_gaiyou_20240308.pdf
リンナイ「『夫婦の家事分担』に関する意識調査」
https://www.rinnai.co.jp/releases/2023/0131/index_2.html

揉める最大の原因は夫婦の認識ギャップ

家事分担で揉める根本の原因は、家事量の認識が夫婦間で大きくずれていることです。同じ家庭でも、夫と妻では自分の負担割合の見え方がまるで違います。東京都の調査でも、約8割の夫が分担に満足と答えた一方、妻の半数以上は不満を抱えていました。妻側の不満の1位は「自分が言わないとしてくれない」です。このずれを放っておくと、片方だけが我慢を重ね、ある日いきなり大きな喧嘩として噴き出しかねません。 

▼夫婦の家事負担に対する認識の差

同じ家庭でも、見え方はこんなに違う

※出典:大和ハウス工業「共働き夫婦の『家事』に関する意識調査」
https://www.daiwahouse.co.jp/tryie/column/build/dual_income/
パナソニック「家事に関するライフスタイル調査 第5弾」
https://panasonic.jp/life/housework/100087.html
東京都「令和5年度男性の家事・育児実態調査結果」
https://www.spt.metro.tokyo.lg.jp/tosei/hodohappyo/press/2023/11/21/25.html


【状況別】同棲・共働き・子育て期の家事分担のポイント

最適な分担のかたちは生活スタイルによって変わるため、同棲・共働き・子育て期それぞれの押さえどころを紹介します。

同棲・結婚前カップルの家事分担

暮らし始める前に決めるのが鉄則

同棲の家事分担は、暮らし始める前に決めるのが鉄則です。20代・30代の未婚男女の88%が「家事の分担は当たり前」と回答しました。意識はすでに共有できている世代なのです。ただし「気づいた方がやる」方式は、気づきやすい側に負担が寄ってしまいます。カギは、生活費の負担割合とセットで最初に話し合っておくことです。そうすれば、不公平感を後から持ち込まずに済みます。

※出典:象印マホービン「2017 未婚の男女に聞く理想の夫婦生活調」
https://www.zojirushi.co.jp/topics/mikon.html

共働き夫婦がうまく分担するポイント

見るべきは家事の量ではなく、「お互いの労働時間」です。国立社会保障・人口問題研究所の調査では、妻が正規雇用だと分担割合は下がるものの、多くの世帯で負担は妻側に寄っていました。同じだけ働いても、家事は自然には対等になりません。働き方が同じなら、分担も対等に近づけます。差があるなら、家計や他の役割で補いましょう。この調整が、お互いの納得感を生みます。

▼共働き夫婦の分担の工夫

見るのは家事量ではなく労働時間

※出典:国立社会保障・人口問題研究所「第7回全国家庭動向調査 結果の概要」
https://www.ipss.go.jp/ps-katei/j/NSFJ7/Kohyo/keteidoukou7_gaiyou_20240308.pdf

子育て期の家事・育児分担のポイント

子育て期は、家事と育児の総量が一気に跳ね上がる時期です。総務省の統計によると、6歳未満の子どもを持つ夫の家事関連時間は2016年から31分増えました。一方で妻は6分の減少にとどまり、差は依然として大きいままです。だからこそ、育児は「手伝う」ではなく「担当を持つ」に切り替えましょう。授乳や寝かしつけなど時間が読めないタスクを抱える側の家事を減らすのが、調整の軸になります。

※出典:総務省統計局「統計Today No.190」
https://www.stat.go.jp/info/today/pdf/190.pdf


家事分担アプリなら見える化と共有がラクになる

紙の分担表の「続かない・共有しづらい」という弱点を補えるのが家事分担アプリで、記録から感謝のやり取りまでスマホで完結します。

紙の分担表と家事分担アプリの違い

紙の分担表の弱点は、作った日がやる気のピークになりがちなことです。だからこそ、家事の管理はいまアプリへ移りつつあります。家事をラクにするツールやサービスを導入済みまたは検討中の夫婦は年々増加しています。パナソニックの1万人調査でも約30%が誰かと一緒に家事をするようになったと答えており、家事は「アプリで共有して回す」時代に入っています。タップひとつで記録が残り、外出先でも見られる手軽さは、紙では代えがきかない強みです。

▼紙の分担表と家事分担アプリの比較

紙では代えがきかない、アプリの手軽さ

※出典:パナソニック「パートナーの家事の出来栄えに4割が不満!?パナソニックが1万人のくらしについて調査」
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000004350.000003442.html

家事分担アプリCAJICO(カジコ)でできること

家事管理アプリ「CAJICO(カジコ)」は、夫婦・カップル・家族で仲良く楽しく家事を共有することを目的に作られたアプリです。行った家事はポイント化されて見える化され、誰がどの家事をどれくらいやっているかをひと目で把握できます。家事をクリアすると家族にお知らせが届く仕組みのため、見えない家事も自然と相手に伝わります。育児雑誌への掲載など、メディアでの紹介実績があるのも安心材料です。

この記事で紹介した「見える化」と「運用ルール」は、CAJICOならアプリひとつで実践できます。無料で始められるので、分担表づくりとあわせて試してみてください。

家事の頑張りをポイント制で見える化!

よくある質問|家事分担の悩み

家事分担はどこまで細かく決めるべき?

最初はざっくりで構いません。運用しながら、必要な部分だけ細かくしていきましょう。細かすぎるルールは、守れなかったときに新しい喧嘩の種になります。もめた家事から順にルール化すれば十分です。

専業主婦(主夫)の家庭でも家事分担は必要?

はい、片働きでも分担はあった方がよいと考えられています。内閣府の資料によると、6歳未満の子どもがいる専業主婦世帯では妻が家事関連時間の84.0%を担っている状態です。これでは、休日や体調不良の日に家が回りません。ゴミ出しや風呂掃除など、働く側が無理なく続けられる家事を持ちましょう。

※出典:内閣府「男女共同参画白書 令和5年版(概要)」https://www.shugiin.go.jp/internet/itdb_gian.nsf/html/gian/gian_hokoku/20230616danjogaiyo.pdf/$File/20230616danjogaiyo.pdf

夫ばかりが家事をしている場合はどうすればいい?

対処法は妻側の場合と同じで、「記録を見せて話し合う」が有効です。性別に関係なく、不満の核は貢献が相手に見えないことにあります。分担表やアプリで家事を可視化し、事実をもとに再配分を提案してみてください。


まとめ|家事分担は「仕組み」で円満にできる

家事分担の悩みは、性格や愛情の問題ではなく、見える化と話し合いの仕組みで解決できる課題です。

▼この記事のまとめ

  • 家事分担は「見える化→話し合い→割り振り→運用→見直し」の5ステップで決める
  • 共働きでも負担は妻に偏りがちで、夫婦の認識ギャップが喧嘩の根本原因
  • 名もなき家事まで洗い出した分担表と運用ルールで、不公平感を仕組みごと防ぐ

5ステップで作った分担の仕組みを毎日回し続けるなら、CAJICOが役立ちます。やった家事がポイントになり、完了すれば相手に通知が届き、たまれば「ごほうび」に変わる——家事を揉め事の種から、感謝のきっかけに変えるアプリです。無料で始められるので、ふたりの新生活のスタートに合わせてダウンロードしてみてください。

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